もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 咳や鼻水を伴ういわゆるカゼが増えてきました。10月初めから嘔吐下痢症がみられています。例年は11月下旬からの流行ですので今年は1ヶ月半も早く始まりました。症状はまず嘔吐で始まり数時間で終わり、今度は下痢が始まり数日続きます。症状の強さや期間には個人差の大きな病気ですが、今は入院が必要なほど症状の重い子は稀です。それ以外では熱だけ出るカゼは減りましたがまだ見られています。年長児を中心にみられていた熱と咳が続くマイコプラズマ感染症は随分減ってきました。高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)、水痘やおたふくかぜも少ないながら続いています。溶連菌感染症がやや増えてきたように思われます。。
【インフルエンザについてのQ&A】
 インフルエンザの予防接種の時期がやってきましたね。インフルエンザについてよくある質問事項をまとめてみたので、参考にしてみて下さい。

Q1、今年のインフルエンザの株は何ですか?
A、現在Aソ連型、A香港型、B型の3種類が毎年少しずつ変異しながら流行を続けています。今年もそれに合わせてワクチンが作成されています。

Q2、ワクチンの効果的な接種時期はいつ?
A、効果的な接種方法は、流行期通常12月から翌3月頃なので遅くとも12月までには接種できるように計画していきましょう。

Q3、なぜ毎年接種しなければならないの?
A、ウイルスの形は毎年微妙に変化し続けています。毎年流行りそうなワクチンの株を予想して作り、流行を防いでいます。また、ワクチンの免疫の持続は5ヶ月ぐらいなので、どうしても毎年接種しなければなりません。

Q4、接種後どのくらいで抗体がつきますか?
A、2回目の接種2週間後から抗体がつくとされています。

Q5、妊娠中でも予防接種はうけられますか?
A、もし妊娠中インフルエンザにかかった場合、特効薬が飲めないので、安定期以降であれば接種可能です。先生に相談しましょう。

ワクチンが果たして脳炎脳症を予防するかどうかは今のところ明確にされていませんが、重症化を防ぎえる事は可能です。流行にならない事を当院でも祈っています。
【もりニュース】
 トイレに赤ちゃん用の椅子とオムツ交換台が設置されました。ぜひご利用下さいね。
【受付および病時保育室みどりキッズより】
 〜11月から変更になりました〜
☆お預かり開始時間が 8:30→8:00
☆保育料が1日3,000円→2,500円
 5時間以内(土曜日)1,500円
☆土曜日もお預かりいたします
※但し8:00〜13:00
完全予約制(当日不可)、定員2名、弁当持参
☆11月から「紹介制度」ができました。☆

 みどりキッズが定員を超えた場合に、他の病児保育室に紹介すると登録料が免除になります。
(但し紹介なしでの初めてのご利用は登録料をいただくようになりますのでご了承下さい。)
詳しくはスタッフにお聞き下さい。