もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 咳や鼻水がなく熱だけ出るいわゆる夏カゼは減りました。咳や鼻水を伴う普通のカゼが増えてきました。年長児を中心にみられていた熱と咳が続くマイコプラズマ感染症は減ってきました。高熱が続くアデノ感染症(目が赤くなればプール熱)が増えてきたようです。水痘やおたふくかぜも少ないながら続いています。リンゴ病もわずかに見られます。溶連菌感染症は稀ですが、これから増えてくる病気です。感染症ではないのですが、9月初めから喘息(喘息様)の子が増えました。
【看護師より】〜喘息のお子さんのケア〜
 9月に入って朝晩冷えこむせいか、喘息のお子さんが増えてきたようです。喘息とは、気管支が何らかの刺激を受けて収縮し、狭くなって空気が通りにくくなる病気です。何らかのアレルギーにより喘息発作を誘発しますが、風邪により発作を起こす事もあります。咳を繰り返し、ヒューヒューという呼吸音(喘鳴)がします。発作がひどくなると肩を上下させて呼吸したり、お腹がぺこぺことなるような呼吸をしてしんどそうにします。 治療としては、気管支拡張剤の吸入や、内服薬、場合によっては点滴を行う事もあります。家でできるケアとしては、呼吸がしやすいように体を斜めに起こしてあげたり、痰を出しやすくする為に水分摂取、お部屋の加湿をしてあげましょう。朝と寝る前に症状が出やすくなりしんどくなる場合があります。症状がひどくなる前に早めに受診しましょう。

《受診するポイント》
 1.顔色が悪くなっていませんか?
 2.肩やお腹で呼吸していませんか?
 3.睡眠はとれていますか?
 4.遊ばずにゴロゴロしていませんか?
【全国小児科外来研修会に参加してきました】
 9月の初めに横浜で行われた研修会に、参加してきました。この学会は、未来の子供たちをみんなの手で守っていこうと言うコンセプトで毎年、全国各地で行われています。
 たくさん学んできましたが、中でも子供とのコミュニケーションについてお話します。
まず、子供の話はきちんと子供の目の高さに合わせて、瞳を見つめて「ウンウン」と相槌をし、子供が言った事に対してオウム返しをしてあげる。忙しい時こそ、手を休めてきちんと聴く体勢を整えて子供と向き合える時間を持つように心がけてあげましょう。心の声に耳を傾けることでこども達の目がキラキラと輝き、いっぱいお話をしてくれることでしょう!
【受付より】
☆インフルエンザワクチンについてお知らせ〜
 10月2日(月)から接種開始です。(予約制)
 料金1回目3,000円 2回目2,500円
 (13才以上は1回でよい)
 接種後二週間から効果が現れ、5〜6ヶ月持続します。年内に打てるように計画しましょう。

☆休日当番医のお知らせ〜
 10月8日(日)は休日当番医です。朝9時から夕方6時までです。
【病時保育室みどりキッズより】
 保育室へ入室する時の不安そうな保護者の方や、子どもたち。涙が出るお別れもありますが、あっという間に慣れ、初めて会うお友達や好きなおもちゃで遊びが広がり、笑顔を見ると嬉しく思います。保護者の皆様安心してお預け下さいね。