【今はやっている病気】
夏カゼが多いです。夏カゼは咳や鼻づまり等のいわゆるカゼ症状が乏しく熱だけのカゼです。今年は2〜3種類の夏カゼが1度に流行しています。咽頭が赤くなり口内炎ができるヘルパンギーナ様(熱は2日程度)、頬や手足に小さな発心ができるタイプ、38.0度前後で頭痛を伴うタイプ等がみられます。それ以外には小学生を中心に熱と咳が続くマイコプラズマ感染症が増えてきています。また、高熱が続くアデノ感染症も増えてきたように思います。アデノ感染症の約1割は結膜炎を合併する咽頭結膜熱(プール熱)です。その他おたふくかぜと水痘の小流行が続いています。容連菌感染症は減ってきました。例年のことですが、「あせも」や「とびひ」が多くなりました。 |
【看護師より】〜とびひのケア〜
子供の肌はとてもデリケートです。思春期を迎えるまで、皮脂を分泌させるホルモンが少ないので、バリア機能が十分でなく、皮膚が薄くて傷つきやすく外界からの刺激に対して過敏になっています。また、子供は新陳代謝が活発であり、汗を多くかきます。もし、肌が乾燥したり、傷ついていた場合に、汗や汚れ等の刺激が加われば当然トラブルが起こりやすくなります。
夏に多いとびひは、接触感染で、虫刺されや擦り傷に菌が感染して起こる皮膚病です。膿を持った水疱ができ、つぶれてジュクジュクになり、その部分を触った手で体の他の部分をかくと、次第に広がってきます。接触すると他の人にもうつります。治療は抗生剤の内服と、軟膏を塗布し乾燥するまで待ちます。内服してもジュクジュクしている場合はお薬が変更になる場合があるので、再度受診をしましょう。
ケアとしては、水疱の菌が他の人にうつらない様にガーゼ等で覆いましょう。お風呂は入りましょう。傷口は傷付けない程度に石鹸で泡立てて洗いましょう。爪を切って手洗いをして清潔を心がけましょう。プールは医師の許可を得て入るようにしましょう。 |
【色の持つ心理効果のお話】
色は目に見える唯一の光で、視神経が色を感じ取り、脳が刺激されホルモン分泌等に影響を及ぼすそうです。この為、色の効果は精神状態や健康にも深く関わってきます。特に幼児の脳はヴィヴィドな色で発達が促されると言われ、色を効果的に使った環境で育つ子は感性豊かで、精神が安定しているといわれています。
色の心理効果についてご紹介しましょう。おもちゃ選びや子供部屋の環境を考える時に参考にしてみてください。
オレンジ・・・協調性を育む レッド・・・・積極性
ピンク・・・・幸せな気分 イエロー・・・陽気
ブルー・・・・集中力を高める ホワイト・・・素直な心 |
【受付より】〜お盆休みのお知らせ〜
8月14日(月)〜19日(土)は、当院のお盆休みとさせていただきます。
(但し、県病院等は通常通りとなっております) |
【病時保育室みどりキッズより】
−研修会でお薬の保管について学びました−
・よく言われている“冷暗所”と言うのは、冷蔵庫のことではなく“15〜20℃以内の日光の当たらない場所”のことを言います。
・冷蔵庫に保管するのは、シロップ・水薬・座薬・点眼剤等です。 |