もり小児科院内便り みどりまちキッズ
【今はやっている病気】
 ここ1ヶ月夏カゼがとても増えました。夏カゼは咳や鼻水などのいわゆるカゼ症状が乏しく熱だけのカゼです。咽喉が赤くなり口内炎ができるヘルパンギーナ様の夏カゼがみられています。例年のヘルパンギーナは高熱が4-5日続きますが、今年は1-2日の子がほとんどで、咽喉痛の程度も軽度です。手足口病は見かけませんが、頬や腕、下腿に発疹が出る夏カゼと思われる子もかなりおられます。熱は半数以上で1-2日あります。中には2峰性の発熱もみられます。夏カゼは発熱するときに2-3度嘔吐したり、便が柔らかくなることもあります。冬の病気の嘔吐下痢症は6月初めまでは見られていましたが中旬から減少しました。おたふくかぜと水痘の小流行、溶連菌感染症や高熱が続くアデノ感染症も続いてみられています。少ないですがやリンゴ病やマイコプラズマ感染症もあります。
【看護師より】〜便秘の時のケア〜
 汗をかくこの暑い時期、便秘で来られる子供さんが多いです。便が2〜3日出ないと、便秘かしら?と心配になりますが、まとめてたくさんの柔らかい便がでて、体重も順調に増えているのであれば便秘と考えなくてもいいのです。便がうさぎの様にコロコロしていたり、いきんで苦しそうにしたり、哺乳や食欲が低下したり肛門が切れたりするのを便秘といいます。便秘の疑いで来られた子供さんは、便が溜まっているようなら浣腸を行います。その前にご家庭でできるケア方法を紹介したいと思います。

《便秘の時の工夫》
 1.お腹をやさしく「の」の字を書くようにさする
 2.母乳、ミルクの合間にお茶や糖水を与える。ただし果汁は効く子と効かない子がいる為いろいろな種類の果汁を与えてみる
 3.離乳が進んでいれば、野菜等の食物繊維を与えてみる

次に赤ちゃんでなかなか便が出ず苦しそうにする場合行う綿棒浣腸についてお話しましょう。
《綿棒浣腸のやり方 》
 綿棒の先にオリーブ油(植物油でも可)等の潤滑油をつけ、肛門に綿棒の白い部分が隠れるくらい差し込んで、肛門の内側を刺激をします。この時の赤ちゃんの姿勢はオムツを変える時のような姿勢で行うとやりやすいでしょう。
【便は健康のバロメーター?!】
 形がモコモコしたうんち…野菜が不足していませんか?海藻、根菜類、緑黄色野菜を摂りましょう
コロコロうんち・・・水分が不足していませんか?
カチカチうんち・・・食事面、生活面の配慮が必要です。環境の変化も便に現れます。
ビチビチうんち・・・冷たい物を与えすぎていませんか?ストレスはどうですか?
【受付より】
 当院では電話による予約はお受けできませんが携帯やパソコンからオンライン受付ができます。詳しくは受付にパンフレットがございますのでお気軽に声をお掛けください。
【病時保育室みどりキッズより】
 男の子はプラレールや車の乗り物、女の子は絵本が好きです。共通して人気がある遊びはおままごとです。